長男が小学校2年生の春頃からお小遣い制度を導入しましたが、
軌道に乗ったのは小学校4年生の冬頃。2年間の空白の期間があります。
そんな2年間、何があったか我が家のお小遣い制度の失敗談として語り継いでいきます。
\ そもそも 我が家のお小遣い制度はこんな仕組みです /
物欲なさ過ぎて 仙人状態
「自分の欲しいもの」を購入できる費用として自由に使えるお金としてのお小遣いでした。
消耗した学用品、おやつ、本などはお小遣い以外で親主導で購入するルールでした。
が、「自分の欲しいもの」がそもそもないっていうね…。
出鼻からくじくスタイル。
無欲すぎるんだが?私にもその達観した気持ち分けて欲しいわ。
私は見るもの触る物みんな欲しいわ…( ´_ゝ`)フッ
この期間は
- 習い事の月謝(200円をお小遣いから徴収)
- プレゼント
での出費が多かったです。
欲しいものが出来た?!けれどやる気が出ない…?!
欲しいゲームや、ゲーム内の課金アイテムなど少しずつ欲しいものが出来てきた小学校4年生。
今まで皆無だった物欲がようやく刺激されてきた様子。
ゲームソフト 2,000円~8,000円。
1回のお手伝いが20円~50円。
仮に5,000円のゲームがほしいとなった場合、20円/回のお手伝いをすると
250回…毎日お手伝いしたとしても8.3か月かかる…。
物欲と反比例してやる気もなくなっていた様です。
AI化が仕事を奪う!
新居には家事を楽にしよう、と食洗器やルンバなど、電化製品や、住宅設備なども備えました。
その結果、今まで長男にお願いしていた お皿洗いや食器を拭く、掃除機をかける などの仕事を代わりにロボットたちがしてくれ、
新居に引っ越したらお手伝いさせられそうなことがない!
まさかのAIによって人間の仕事が奪われていく様を見た。
我が家の失敗談で見直しされたところ
そんな2年を過ごし…ようやく新居に引っ越したことをきっかけにお小遣い制度の見直しがされました。
- 見直し事項① 業務内容
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新居に引っ越したことで大幅な業務内容の変更をしました。
長男に与えた業務は
「乾いた洗濯物を取り込み、畳む、しまう」 のみ。業務内容を簡略化することにより ムリ・ムダ・ムラ を防ごうという作戦です。
また毎日発生する仕事、という観点で洗濯物の対応を業務内容としました。本人の希望により、追加で
「水回りのクイックルをかける」も業務に組み込みましたが、
こちらの業務に関しては取り組み頻度がかなり低い状況です。 - 見直し事項② 賃金UP
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労働性向上のために賃金アップをしました。
上記の業務内容 50円/回となりました。
洗濯物を畳むという主業務のみでも1か月 1,500円の賃金が発生します。
今までのおよそ3倍ほど。文句あるまい
- 見直し事項③ 評価制度の公表
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ボーナス時期に査定評価を行っていましたが、評価基準の一部分を公表しました。
例えば、本業でもある学業面で「100点を取ったら追加加算が200円」と言った具体的な内容です。
その他、生活態度など、我が家としてどんな人材を希望しているかなどの条件と行動例と共に示しました。
見直した結果 10か月経が…
見直して10か月経ちますが、
買いたいゲームを購入したり、お店で食べてみたいおやつを買ってみたり、とようやく本来のお小遣いとして機能しているようです。
でも、どちらかと言うと「いくら稼いだ」という部分が本人の中でモチベーションが上がる要因のようです。
こちらは当初からスタートしていた「ホワイトボードに正の字を書く」という方法で見える化していたのも良かったみたい。
もう少し、コンスタントに給料日しない?
まとまった金額をもらった方がやりがいを感じるから、
ある一定目標額に達してからの給料日でいい
とのこと。
確かに、その気持ちわかるっ!!
私も「辞めるぞ!」と思っていてもボーナスやお給料明細見ると、
「ま…まぁ続けてやってもいいかな…」と金額で気持ちを取り戻すことがありました。
労働対価としてお小遣いを導入するならば、ある程度の単価設定は必要だな、と実感したこの2年。
長男よ、反映が遅くなってしまい大変申し訳ございませんでした。
今後もより良い労働環境、労働条件となりますよう、都度見直しを図り改善に努めてまいります。
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