土地から住宅ローンを利用しようと考えている方なら一度はぶつかる「つなぎ融資」。
つなぎ融資について超簡単にまとめました。
この記事は
- 土地の費用から住宅ローンで支払う予定でいます!
- つなぎ融資って説明されたけどよくわかりませんでした~
- 住宅会社から総額見積りをもらったんだけど…
- 住宅営業マンでつなぎ融資をどうお客様にご説明したらいいか分からないっ!
という方におススメです
つなぎ融資制度とは
つなぎ融資は超簡単に言うとお小遣いの前借制度です。
例えばあなたが2,000円のゲームがほしいとします。どうしても今買わないと、人気すぎて買えなくなってしまう…。
そんな時、来月のお小遣い日に2,000円もらえることが確定していたら、
「おかあさん…お小遣い前借させてくれない?」とお願いするでしょう。
これが、まさに【つなぎ融資】なのです。
つなぎ融資で大切なのが
- いつ
- なんの
- いくらのお金が必要か
が大切なポイントになってきます。
このポイントは 家づくりで大まかなイベントが起こるときです。
そのイベントというのが…
の 四大イベント!
ただし、これはお金を払わなけば土地は買えないし、工事は進みません。
例えば…
土地:1,000万円 | |
着工金:600万円 | |
建物:2,000万円 | 上棟金:600万円 |
最終金:800万円 |
という計画だったとします。
そうすると、つまりこんな感じの支払いタイミングになります。
今回のマイホームの計画では住宅ローンを土地+建物分の3,000万円を借りることにすると…
銀行は…
今回購入する土地+建物で合わせて3,000万円の住宅ローンを融資しますよ。
ただし、返済できなくなった場合には土地と建物を銀行がもらい、
競売(オークション)にかける約束をして下さい。
という、土地と建物を銀行がもらう約束=担保にする約束をした人にだけ、住宅ローンを貸します。
つまり、土地と完成した建物=競売にかけることの出来る商品がない=担保がない
という状態なので3,000万円の住宅ローンは貸してくれないのです!
そんなこと言ったら土地が買えないやろがい!
土地が買えなければ建物も建てることができないやろがい!と一揆がおきます。
まさに、ニワトリが先か、卵が先か論争に…
そんな一揆を納めてくれるのが、つなぎ融資制度なのです!
つまりこう。
まさに3,000万円の一部分を必要な時に必要なタイミングで前借(つなぐ)!
これで土地の費用や工事の費用の支払いも出来て、無事に工事が進められます!
ただし!担保がない(競売にかける為の商品(建物)が未完成)なため、
つないだ期間 × つないだ金額 に特別な利息がかかります!
前借りさせてあげるけど、銀行も担保がない中リスクを背負ってお金を貸し出すんだからね!
ちゃんと返してくれるって信じてるけど…!
か、借りる側もリスク(金利)を負担しなさいよねっ!!
ってことです( ◜◡^)
つなぎ融資を利用した場合の金利はいくら?
ツンデレな銀行ちゃんの言う、借りる側のリスク(金利)はいくらくらいかと言うと、
実際の住宅ローンの借入金利よりも高く、2~3%の推移です。
今回のケースで言うと…
土地購入 | 着工金 | 上棟金 | |
---|---|---|---|
つないだ期間 | 4か月 | 3か月 | 2か月 |
つないだ金額 | 1,000万円 | 600万円 | 600万円 |
つなぎ利息金利 | 2.5% | 2.5% | 2.5% |
つなぎ融資費用 | 82,191円 | 36,986円 | 49,315円 |
総合計 | 168,492円 |
そう。つなぎ融資を利用した場合、約17万円の負担増。
何千万円単位になってくる家づくりの費用。
え?17万?別にいいっしょ!おっけーおっけ!
ってマイホームハイで感覚バグっちゃうこと、よくあるんですよね…。
しっかりしろ!冷静に考えて!!日常生活で17万円の買い物するのって悩みませんか?
しかし今回の住宅計画の場合は支払いしないことには何も始まらないので、利用するしかありません。
ああ、無常なりつなぎ融資…。
でも、あってよかったつなぎ融資…。
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