元住宅営業ウーマンの谷(Twitter:@kurashi_dukuri)です。
私自身も2022年3月にマイホームの引き渡しをうけました。
その時はすでに長男は小学校4年生になろう、としている春のことです。
一般的に見ても
かなり遅いマイホーム完成、だったと思います。
かなり遅いマイホームの完成でしたが、良かったと思えることもあったので、私たちにとって良かったことをまとめます。
この記事は
- どのタイミングで家を建てようか迷っている
- 転勤族で自分の思うタイミングでマイホームの計画が難しい
という方におススメです
みんなが建てる時期
住宅営業マンを10年以上経験しましたが、
お客様が家を建てたいと思うきっかけのNO.1は「子どもがきっかけ」でした。
実際の統計でも、およそ3人に1人以上が「子どもがきっかけ」で家づくりを始めるというデータでした。
私も子どもが2歳までは賃貸アパートに住んでいましたが、
- 生活音
-
子どもの泣き声などで隣の部屋などに気をつかう。
子どもが歩いたり、ジャンプの音に気をつかう。
隣の部屋の生活音が聞こえ、子どもの寝かしつけがしにくい。
- スペースの問題
-
収納スペースが少ない。
部屋が狭い。
- 玄関から駐車場まで遠い
-
駐車スペースと部屋の玄関までが遠く、子どもを抱っこしながら、荷物をもっての移動が大変…(特に雨の日・雪の日)。
などなど 賃貸アパートで子育てはしにくいな~と思うことも多かったです。
子どもが出来たら、家を…と子どもきっかけの方が多いのも納得。
我が家が家づくり遅かった理由
家づくりに10年以上も携わった私。たくさんのお客様の夢を形にする、をお手伝いさせていただきました。
マイホームに対しての夢や憧れはお客様以上に大きかったかもしれません。
そんな我が家が一般的に見ても 家づくりが遅かった理由についてです。
私が 仕事 > 家族 になっていた
これは私自身が猛省すべき点なのですが、
仕事が楽しすぎて(+責任を感じすぎて)、家族と過ごす時間は本当に少なかったと思います。
子どもが2歳までは何とか夫婦ふたりで乗り越えましたが、それ以降は私の両親の力を借りる為に、私の両親と同居へ。お陰でどんどん仕事が出来る。
両親や夫に 家事や子育てのことをオマカセし、私は仕事へ没頭。子どもが寝てから帰宅という日々でした。
今考えると サザエ不在の磯野家…。マスオさん…すみません。
と、そんな状態だったため
「仕事を辞めて・セーブして 実家を出て マイホームを建てる」
か
「仕事はやめず・セーブせず 実家も出ず マイホームを建てない」
という選択を出来ず、ずるずると仕事を続け、気付けば子どもは小学校へ入学していました…。
お客様の家をお手伝いすることで満足してしまっていた
家を建てる必要性がない、けれど家を建てる人って マイホームに対して憧れの生活があるからだ、と思います。
その憧れを私は自分の対応したお客様の家づくりで昇華させてしまっていました。
お客様の憧れや夢を、私なりに咀嚼し、叶えられる作戦をご提示し、受け入れてもらってマイホームに反映していただいたり。良いと思うことをご提案し、そのままマイホームに採用頂いたり。
自分の夢をお客様を通して叶えていたのではないか、と思います。
そのおかげで私の夢は常にお客様のマイホームのお手伝いをすることで満たされ、
「自分の家で叶えたい」というパッションがなくなっていました。
そもそも家にいる時間がない
ブラック企業並みの働き方をしており、それを良しと 私だけが思って生きていました。
家にいるのは寝る時間、朝・夕飯を食べる、お風呂に入る という必要最低限だったため、
自分の居場所としての家への価値感がかなり低かった、というのもマイホームのパッションを下げる要因だったようにも思います。
うーん。色々理由を考えてみたけど、
私 ひとりのワガママでこうなった!って感じですね。
巻き込んですまん…
悔い改めよ…
まぁ…自分としても「マイホーム」に関してのことは
谷が言い出さなければノーアクションだったので…
子どもが 小学校に入学してからの家づくりでよかったこと
私のワガママでマイホームの新築が 子どもが小学校4年生に引っ越しと、
一般的に考えてもかなり遅くなってしまいましたが、子どもが大きくなってからの家づくりで良かったと思える
本記事の本題をようやくまとめます。(懺悔タイムが長すぎる)
良かったこと① 大きな家にする必要がなくなった
我が家の家づくりの計画は、子どもが小学2年生の4月頃から計画をスタートさせました。(そして小4になる前に引渡し)
そのタイミングでも(もっと前からも)家族計画については主人とも話し合い、
我が家は子どもはひとり、で確定しました。
子どもが小さい方や、これからというご夫婦は部屋については以下の記事のように考える方が多い中、
我が家は 家族が減ることはあっても、これ以上は増えない、という確約の中で家づくりの計画を進めることが出来たため、
期待や理想・もしものことを考えてのスペースを作る必要がなくなりました。
さらに子供も完成時期には小学校中学年になっているということから、子ども部屋で寝るだろうと考え、
寝室も夫婦ふたりが寝れるだけのスペースで良くなりました。
その為、6畳の寝室が爆誕!
いまとなっては6畳ですら大きかったかな…と思うくらいです。なんたって寝るだけなので!
1坪 が約90万円だった我が家だと
333万円のコストダウンにつながった…
良かったこと② 打合せがゆっくりできる
マイホームの打合せは大体が1回2時間程度。
モデルハウスをみたり、間取りの打合せをしたり、キッチンやお風呂のショールームに行ったり、床の色を決めたり、コンセントの位置を決めたり、照明のデザインを決めたり、外構計画を決めたり、銀行の手続きをしたり…ととにかく打合せが盛りだくさん!
我が家は住宅会社と契約してから
全てを決め終わるまで8回程度の打合せを行いました。
都度2時間の打ち合わせを小さい子どもを連れて行くのはかなり大変!
子どもは2時間 待っていられない!!
基本はキッズスペースがある打合せスペースが常設されていますが、
保育スタッフがいてくれるかどうかは住宅会社によります。
保育スタッフがいてくれれば2時間子どもをお願いし、面倒を見てもらうことも可能ですが
保育スタッフがいない住宅会社の場合、
夫婦のどちらかが子どもの相手をしながら家づくりの打合せなので
打合せ全然まとまらない…\(^o^)/オワタ
打合せの内容をふたりで確認できるのが助かった!
最終的に「何でこうしたんだっけ?」を片方が疑問に思っても、
パートナーが「あのときこう言ってたよ」ということを覚えていてくれる!
良かったこと③ 子どもの意見を家づくりに反映することが出来る
我が家の家づくりは子どもの意見をかなり聞くことが出来ました。
子ども部屋のカーテンや、UBなどは子ども本人の希望100%です。
あと、自分たちが選びきれない時など
子どもに託しました。
2種類まで絞って、どっちがいい?!とか。
良かったこと④ 新築後 家が(あまり)汚れない
子どもが小さい時は、後頭部からカピカピになった米粒が出てきたりしてたな~。手品かな?
我が家は新築後、我が家は小学校4年生になろうとしていたので、食べこぼしなどはなくなっています。減っています。
まとめ
- 家族人数の確定、子どもの成長を鑑みて 大きな家にしなくて済み、コストダウンが出来た
- 子どもが打合せ時間をひとりで過ごすことが出来、夫婦そろってしっかりとマイホームの打合せに参加できた
- 子どもが自分の意見を言える年齢になり、家の打合せに参加することが出来た
- 新築後、(あまり)汚れにくい
の4点が、子どもが小学校に入学してから(我が家の場合 小学校2年生になってから)家づくり計画を進めて良かったことです。
いろいろな理由で家づくりが自分が希望している時期よりも遅くなってしまう方もいらっしゃると思います。
ただ、その分 マイホームに対してどんなふうにしたいのか、家族に対してどんな生活を送りたいのか、を考える時間が増えた!と思い、検討を深めることも出来ます。
子どもが小さいうち(またはこれから…)というタイミングの家づくりと、
子どもがある程度大きくなってからの家づくりとでは家づくりに関しての趣向は違ってきます(と思います)。
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