元住宅営業をしていた我が家の家づくりは
さぞ理想をすべて盛り込めたマイホームになっているだろうと、知人に言われます。
もちろんこだわり部分もたくさんあります!
\ 我が家のこだわりポイントはコチラからどうぞ /
が、元住宅営業だったからこそ実感している、理想と現実の壁…。
我が家がどんな優先順位で、どんな取捨選択をしたのかをご紹介します。
この記事は
- まさに今 理想と現実で悩んでいる
- コスト削減のために何かしなければ、と思っている
- 家をコンパクトにしたいけど諦められない…
という方におススメです。
我が家の諦めたこと 押入れ
リビングと併設で4.5畳の小さな畳スペースを作った我が家。
理想はその畳スペースに1畳分の押入れが欲しかった!!
が、我が家は畳1枚分のスペースを作るのに45万円かかる!!
押入れって…必要なのかを掘り下げて、我が家は作らないという結論をだしました。
予算との兼ね合いで「押入れ」と言われるスペースはどこにもないです!
つまり、我が家にはドラえもんは住めないということ…
そもそもの押入れのマイ定義
そもそも、押入れって…?というところから。
一般的に和室に押入れってこういうイメージかな?と思います。
が、今回のブログ内での私のマイ押入れの定義は
真ん中に中段があって、奥行きが910㎜以上あるもの!とします。
「布団の出し入れがしやすい」を
押入れのマイ定義とします
押入れでしたいことを代替え出来ないか考えてみた
「押入れ」の定義共有ができたところで、
我が家が押入れでしたかったことを代替えし、1畳分のダイエットが出来ないか(そして45万円の減額が出来ないか)
考えてみました。
押入れでしたいこと① 家族のシーズンオフの布団を収納する
我が家は3人家族の為、
- シーツ
- もこもこ敷きパット
(冬は乾きにくいため) - ベッドパット
- タオルケット
- ひんやり敷きパット
- 羽毛布団
- 毛布
- もこもこ敷きパット
の寝具を使用、収納をしています。
そう。このシーズンオフの寝具+洗い替えとして必要なグッズを収納するために押入れがほしい!と思っていました。
が、結局これが収納できる場所が他で確保できればいいわけです。
そこで収納する先として各々の寝室に作ったクローゼット。
クローゼットの上部に「枕棚」という棚を付けたため、枕棚に収納袋やボックスに入れて寝具を収納したいと思いましたが、
羽毛布団が入るサイズってなかなかない!
色々試して
- 不織布などの素材で通気が取れる
- 布団の湿気対策になると思っている
- ボックス自体が独立する
- その方が収納しやすいかな~と思っている
- 開け閉めが出来るフタがついている
- ほこりが入りにくくて良いかな~と思っている
という条件を満たした
これ ならば我が家の羽毛布団が入る!!
実際に入れて収納してみました~
枕棚の奥行きが450㎜なので、ちょっと飛び出ますが許容範囲…。
(頑張って探しましたが、450㎜以下で羽毛布団が入るものが見つけられませんでした)
押入れでしたいこと② ゲストの布団を収納する
家族の常時使う布団は何とかなった、けれど、ゲストの布団はどうする問題が浮上。
が、冷静に考えて見ると(冷静に考えなくても)、友人の少ない私たち夫婦でお泊りするようなゲストが来るのか…。
お泊りとなるとかなり仲のいい人だよな…両親や兄弟くらいか…?という結論に。
両親や兄弟ならいきなり来て
今日泊っていくから!
とはならなそう。ちゃんと事前に日時の約束をして泊まっていくはず!(と、信じているぞ)
(私の両親、兄弟ならありえそうですが、実家が同じ町内のため泊まらない)
そうなれば、わざわざ来客に合わせてお布団を干したり、シーツを洗って準備して、使用後にまたお布団を干して45万円をだして収納スペースを確保するより
お布団レンタルしたほうが良くない?!という結論に。
私の住むエリアではお布団レンタルは一泊1セット3,000円~で一式自宅まで届けてくれるし、
何よりも干したり、洗ったりの手間いらず。
押入れを作る費用45万円 ÷ 1回の布団レンタル料3,000円=150回分 レンタルできるという計算だけれど、
そこに出して、干して、洗って、使って、洗って、干して、しまっての手間を考えたら… プライスレス…。
子供の友達などイレギュラーなお泊りにはどう対応する?
ここで考えなければならないのが、
子供の友達やいとこなどのイレギュラーな、その場のノリと勢いで決まるお泊り対策。
泊まっていってもいいけど、寝かせる布団がない!なぜなら当日の布団レンタルはきっと出来ないから!!
そんな時はこれだ~
そう。寝袋!
これなら非日常感も楽しめていいだろう!収納する場所も取らなそうだし!
なんなら部屋の中や、お庭でテントをはってお家キャンプしてくれ!!
そしてテントは自分たちではってくれ!片付けや日干しも併せて自分たちでしてくれ!
まとめ
と、いろいろ考慮して、したいこと、それに対しての費用と代替え案で解消できないか?などを考慮して
我が家は押入れなしのマイホームとなりました。
住宅営業をしていた時も、
今までお客様のお家の間取りで「布団を収納しまう場所として押入れ」は必ず提案していましたが、
まさか自宅を作る際にその場所を作らないという決断をするとは思ってみなかった。
青天の霹靂。
あるのが当たり前だと思っていたことも自分の生活と家事のやりたくなさ具合と懐具合に応じて
ひとつひとつ紐 解いて考えていくと
意外と「なくてもいいんじゃない?」とか「こっちの案でも代替えできる」などの新たな価値観や活路が見いだせると思います。
一生に一度、と言われるマイホーム。少しでも後悔したくない。
無駄なものにはお金をかけずにスマートに、かつストレスなく暮らしていきたい。
そのためには自分と向き合う時間が家づくりの成功の第一歩なのかな、と思います。
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