最近「住宅営業 転職」とか「住宅営業 辞めたい」っていうキーワードを検索して当ブログ くらしづくりへ訪問してくださる方が多いようなので、
10年以上住宅営業で順風満帆に過ごしていたけど、「仕事と私どっちが大切なの?!」と夫に1年に3回言われ、
さすがにこのままの働き方では…を考えた末に住宅営業マンを辞め、転職した私 谷(@kurashi_dukuri)が
今どうなっているのかをまとめたいと思います。
この記事は
- 今仕事がつらい人
- 転職を考えている人
- 住宅営業マンの人、になりたい人
- 住宅営業マンをしているのが辛い人
におススメです。
私が住宅営業を辞めた理由はコチラをどうぞ👇

転職して、大成功なのか?
住宅営業マンを辞め、転職して早1年半。
住宅営業を辞めて 大成功だったか と言われると…
ところにより大成功で、ところにより大失敗。
という感じなのが実際のところ。
今の職場は人間関係にも、福利厚生的にも恵まれていると思います。
が、それでも 即答で大成功!と言えない部分があります。
具体的に、どんな部分が大成功で どんな部分が大失敗だったのかそれぞれに分けてお話します。
住宅営業を辞めて、転職して 大成功な部分
大成功なのは なんといっても
- 勤務時間が転職して劇的に短くなった
- 土日の休みが格段に取得しやすい
の2点は大成功でした。
それぞれについて
実際の住宅営業マン時代(およそ1年半前)と、転職後の今と比較しながら詳細をまとめます。
あくまでこれは私が前職の住宅営業マンとして働いていた住宅会社での話であり、
全ての住宅会社が同様というわけではありません!
こんな会社もあるんだ~というくらいの気持ちで!!
拘束時間が短くて ハッピーになったっピ!
住宅営業マン時代はとにかく仕事の拘束時間が長かった!
これは会社の体質的な部分が大きいので、全ての住宅会社でも同じことが起こっているわけではありませんが、
割と拘束時間が長いと感じている住宅営業マンは多いと思います。
私の場合の拘束時間が長かった理由を私なりに分析してみると…
- 1.会社のシステム的に、「分業制」ではなかった為 業務時間が長くなっていた
-
一般的に多くの住宅会社は
着工前…営業 - 設計 - インテリアコーディネーター
着工後…営業 - 設計 - (インテリアコーディネーター) - 現場監督
のチームで仕事を行います。が、私の勤めていた会社ではこのチームはありませんでした。
着工前…営業
着工後…営業 - 現場監督
って感じで営業マンが行う打合せ・仕事量がかなり多かったです。
※図面のラフは営業が作成し、設計が構造的なチェックを行っていました。そのため、契約をとる → 契約後の打合せいっぱい → 商談する → 契約をとる というサイクルに。
1週間の仕事は
平日昼間…土地探し、敷地調査、銀行打合せ、業者打合せ、社内設計打合せ
平日夜…間取り作成、見積り作成、打合せ準備
土日…お客様と商談、契約後打合せ
という感じ。ありがたいことに、お客様に恵まれましたが、
契約をとればとるほど、打合せの数、仕事量は必然的に増えていきました。 - 2.契約をとるのも、打合せするのも自分自身が最高に楽しく感じ、仕事に没頭しすぎていた
-
上記の様な状況だったにもかかわらず、私自身その働き方が最高に楽しかったです。
楽しかった理由は
「やればやっただけ 成果が出る」から。何をどうアプローチをしたらお客様に当社の住宅の良さを最大限理解して頂けるか、
どんな土地ならお客様にとっていい土地になるのか、
どんな間取りなら…
どんな資金計画なら…
と考えれば考える程、お客様に対して提案したいこと、お伝えしたいこと、がありました。
そして、それを突き詰めて考え、お客様にご案内する。
その考えに賛同してくださって、
最終的に「一生のパートナーとして」認めていただける、というのが最高にうれしくて楽しかった。他には、全国表彰されたりという他者と比較してのランキングも自分の承認欲が満たされたのだと思います…。
あと、やった分だけお給料に反映されたのも楽しい一因にはなっていました。
という2点が大きいかな。
自分自身が長時間労働になっているにもかかわらず、それを良しとし、改善をしてこなかったのが一番の理由なんだろうと思います。
が、それが今や!!!
転職してからは9:00~18:00という定時退社当たり前!!!という世界に。
転職してからしばらくは、今まで仕事に費やしていた時間は何に使えばいいのか悩んだくらい…。
全く別の世界線に異世界転生したわ。

社会人10年以上経験して、
定時退社が幻でないことを知りました
家族3人で出来立てごはん食べれるの幸せ!
土日、祝日の休みが取得しやすくなって ハッピーになったっピ!
住宅営業だった時は、基本土日のお休みはありませんでした。
(子どもの行事などの際はお休みを取得できました。)
これは社会的な背景もあるかと思いますが、
私が新人で入社した時の上司陣は子育て<仕事 というマインドで現役世代を過ごされた方が多く
その為か、
俺が現役営業マンだった時は、
子どもの行事には参加したことがないな
と実際に言われ、休みを取りにくい雰囲気がかなりありました。
さすがに何年も務めていくうちに、プライベートな休みにとやかくは 言わせません 言われませんが、
それは、
- 社会的な働き方改革が進んだから
- 私が年数を重ねて住宅営業のベテランになり、契約や契約時期をコントロール(って言うとかなり聞こえが悪いですが…)出来るようになったから
- 仮に会社や上司から 何か言われても割り切れるようになった
という、社会的な側面と、私自身が強くなり、ある程度聞き流せるようになった も多少なりとあるんじゃないかと思います…。
成績が振るわない時の土日休みは
きっと今でも休みにくさは感じちゃう…
が、今や住宅営業マンから解き放たれ!
土日の休みは かなり取得しやすくなりました!!!
私が転職し、今働いている会社も 営業職、土日勤務ですが…休みやすさが全然違う!!!
何が違って休みやすいんだろ…?
やはりノルマの重圧の差かな…。会社の雰囲気なのかな…。私が図太くなったからなのかな…。
多分どれも、何だと思います。


住宅営業を辞めて、転職して 大失敗だったこと
転職してハッピー人生を謳歌していると思いきや、逆に転職して大失敗だったこと、です。
大失敗なのは なんといっても
- お給料がめちゃくちゃ下がった
- 住宅営業の方がやりがいを感じやすい仕事だった
の2点は大失敗でした。
それぞれ具体的にお話します。
年収が…住宅営業マン時代の およそ半分になっちゃったっピ!
悲しいことに収入は住宅営業をしていた時のおよそ半分になりました。
住宅営業マンをしていた際の基本給は一般的だったと思いますが、
私の勤めていた住宅会社は契約し、工事がスタートした際にインセンティブが支給されていました。
これは、着工棟数や、利益によっても左右される内容でしたが、
たくさん契約を頂ければ、たくさんインセンティブがもらえ、
結果 私自身の年収は 私の住む地域の平均女性の年収の 倍くらいになりました。
転職し、今の職場が 私の住む地域での同年代の女性の平均年収よりちょっと少ない位、な感じです。
これからの昇進に期待ッ!!!


やりがいも…住宅営業マン時代より 感じにくいっピ!
これは私の主観100%です。
やりがいについては、住宅営業マン時代はこれ以上にない、というくらいに感じることが出来ましたが、
転職してからの、今の業務内容では住宅営業マン時代以上のやりがいを感じられるかと言うと
私の場合は、かなり難しいと感じています。
それだけ住宅営業はやりがいを感じながら仕事が出来ていた、のだと思います。
(それ以上に責任も感じていました)



これは事業内容や、会社の評価制度など様々なことに起因するので、
「私の場合は」という意味合いがとても強いです。
また 住宅営業をしたいか?
これは間違いなく即答でYES!
子育てを経験し、
自宅も建築し、いまだったら現役の時とはもっと違う目線や深い目線でお客様の家づくりに携われただろう、と思います。
そして今の仕事よりもやりがいを実感できると思うからです。
が、やはり、自分自身の「住宅営業」としての「仕事の仕方」を根本的に見直さないといけないと強く感じます。
住宅営業をしていた時は自己犠牲的な部分を少し快感に感じていた部分も正直あったと思います。
あの働き方ややり方から脱却できないと、また同じことを繰り返す…!
自分や家族との時間を大切にしながら、顧客との時間も大切にできる。
そんな住宅営業マンになりたいし、そう出来る会社、社会になっていって欲しい。


そんな私は、今の仕事でも住宅営業マン以上のやりがいを感じられる、仕組みづくりをしていきたいと思っています!
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