近年「新築するなら平屋がいいな」「出来るなら平屋が…」と平屋需要が高まってきましたね!
そんな我が家も平屋です!
やはり
- 階段いらずな為、移動がらくちん。子育て世代もシニアになってもずーっと生活しやすい
- ワンフロアでの生活のため家族同士の繋がりを感じやすい
- 外壁のメンテナンスなど高い足場を組む必要がないため、足場代を節約することができる
といったメリットが大きいからでしょうか?!
ただしデメリットもあります。し、みんなが思う「平屋って…」という疑問に
元住宅会社の営業ウーマンで実際に平屋を建てた私なりの見解で回答していきたいと思います。
今回は「2階建て」VS「平屋」の建築コストについて!
この記事は
- 金額が許せば平屋を是非検討したい
- 平屋と2階建ての金額について住宅会社がどう考えているのか知りたい
- 「住宅営業マンに平屋は高い」って言われちゃった…
- 住宅営業マンで「平屋は高いでしょ、そりゃ」と思っている
という方におススメです
2階建て VS 平屋 どちらの方が値段が高くなる?
早速の今日の本題ですが…
答えは
「2階建て と 平屋 どちらが高くなるかはケース バイ ケース!」(ドンッ!)
と早速皆さんがブチ切れそうな答えを出してしまいました。
なぜケースバイケースなのか。
どんなケースだと平屋の方が2階建てよりも安く建てられるのかを実例を交えながらお話します。
2階建て VS 平屋 「平屋の方が値段が高くなる」と言われるのはなぜか?
平屋と2階建てのメリット、デメリットなどのデメリットで必ずあげられる
「平屋の方が建てるときの値段が高い」
これはなぜなのでしょうか?
例えば、同じ30坪の平屋と2階建てで考えると…
2階建て | 平屋 | |
---|---|---|
床面積 | 30坪 | 30坪 |
1F面積 | 15坪 | 30坪 |
2F面積 | 15坪 | 0坪 |
生活できる面積(床免責)はどちらの建物も一緒ですが、
家を作るのに必ず必要な
- 基礎
- 屋根
の量が全く違います。
2階建ての場合、基礎は1F面積を支える分の15坪が必要ですが、
平屋の場合は1F面積を支える分の30坪が必要です。
また、屋根に関しても平屋の方が屋根をかける面積が広くなります。
(※ 屋根の関しては、屋根の勾配(角度)や、屋根の形によっても面積が変わるので一概に倍になるとは言えませんが、平屋の方が屋根が大きく必要になる為値段が高くなります)
30坪の 2階建て | 30坪の 平屋 | |
---|---|---|
1F面積 | 15坪 | 30坪 |
2F面積 | 15坪 | 0坪 |
基礎 | 15坪分 | 30坪分 |
屋根 ※ | 15坪分 | 30坪分 |
じゃあ、どういう場合に平屋の方が安くなるのか、と言うと…
2階建て VS 平屋 どんな場合に平屋の方が値段が安くなるのか…?
例えば…
お友達や両親がよく遊びに来るので客間として使える和室がほしい。
でもその和室を普段使わないのはもったいないので、来客がないときはリビングと繋げてリビングを広々使いたい。
出来るなら平屋がいいけど…この要望だと建物が大きくなって費用がかかっちゃうから2階建てかな…。
という要望の4人家族のファミリー。
こんな間取りが提案されました。
え、めっちゃよき~♡
と、そこにもうひとプラン…。
え、これ平屋…。
各部屋の大きさは2階建てと同じ感じだけど…
だけど平屋って高くなるんでしょ?!
ご安心ください。
今回のこのプラン
平屋の方がお値段を抑えることが出来るんです!
なんですと?!
今回 提案した2階建てのプランと平屋のプランはそれぞれ
2階建てプランの床面積 | 29.56坪 |
平屋 プランの床面積 | 24.30坪 |
えっ!約5坪も小さくなってる?!
そうなんです。
平屋にすることで、2階建てならば必ず必要な「階段」が平屋の場合には不要なのです。
さらにこのプランだと、2階の廊下もいらないので…
各部屋の大きさは変えずに、不必要な約5坪のサイズダウンが!!!
仮に、2階建ての建物が坪単価100万円だとします。
そうすると、29.56坪×100万円=2,956万円が建物の費用。
平屋は基礎や屋根分の金額がアップし、2階建ての坪単価より20万円高い 120万円が坪単価だったとします。
やっぱり平屋は高いな~
ただし、今回のプランだと、不必要な部分で建物自体が約5坪のダイエットが出来ているので
24.30坪×120万円=2,916万円
…ふぁっ!?
平屋の方が40万円も安い!!
なんていうことに…。
どういう魔法?
まとめ
住宅営業ウーマンをしていた時にもよく
出来るんだったら平屋にしたいんだけど…
平屋って高いんでしょう?
と、お客様からも良く言われました。
確かに坪単価、という考え方で言えば平屋の方が2階建てより値段が高くなってしまいます。
が、少し工夫をしたりすることで、コスト面で言えば建物価格は2階建てと変わらなかったり、
今回の例のように平屋の方が安い!なんていうことも。
価格で初めから諦めて線引きするよりも、一度平屋も検討してみてはいかがでしょうか?
また
そうですね~。
やはり平屋の方が値段が高くなってしまうので、
金額のことを気にされているのでしたら、
二階建ての方が計画しやすいですよ
と、お客様からの要望を聞いたり、お話を聞いたりせずに安直に言ってくる住宅営業マンは経験が少し足りないかもしれません。
一生のパートナーとして、どんな営業マンが自分にふさわしいのかを考える意味でも、「平屋」といった時にどういうリアクションをしてくれるのかを見極めてもいいかも!
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