どうしてこの住宅会社で契約したんですか?って聞くと、
必ずランクインしてくる理由のひとつ。
「担当者が良かったから」
その担当者や、現場の大工さんや職人さんから嫌われがちな施主はデメリットしかない!
嫌われちゃう施主にあなたはなっていませんか?
私の過去出会った施主さん達の実例もふまえお伝えします。
この記事は
- 家づくりを成功させたい
- 気持ちよく家づくりをすすめたい
- っていうか家づくりする人みんな読んで
という方におススメです
嫌われるとどうなるか
私自身、
担当者や現場の職人さん達とは お客様‐請負業者という関係性ではなく、
家づくりという一大プロジェクトを一緒に進める『チーム』だと思って家づくりを進めてきました。
これは自分が住宅営業マンだった時も、施主の立場になった時も変わりません。
チームが同じモチベーションで、同じ「いい家をつくる」という目標に向かって進むのが一番いい家が出来ると思うからです。
そのモチベーションを維持するのは人との繋がりが一番大きいと思います。
人の一言でモチベーションが上がったり、下がったり。
そんな中で、嫌われる施主になってしまうと、チームの士気はダダ下がり…。
例えば
・早めに対応をやめたいので必要以上の提案はしたくない
・良い家を作って施主に喜んでもらいたいと思えない
という心理状況になってしまい、結果としてデメリットしか生みません。
嫌われる施主は
家づくりを一生懸命になってしまいすぎると周囲が見えなくなってしまったり
何千万の家を買うんだからこのくらいしてもらって当然、という心理状況に陥るとなってしまうのかも。
心配ない人も、一度自分の行動を律する意味でも気を付けて下さいね。
いろいろな住宅会社と打合せが過密になりすぎ、連絡なく遅刻する施主
家づくりは初めてお会いしてから、コンスタントに次の打ち合わせ、次の打ち合わせと進むことも多いです。
大体 週に1回くらいは打合せをしているはず。
特に契約前となれば、A社とB社とC社と…同時並行で毎週末打合せなんていう方も多いのでは。
そうなるとお客様も大変ですよね。疲れますよね。
実は住宅会社の営業マンも同時並行でたくさんのお客様の対応をしています。
大体1回の打ち合わせが2時間 × 3~4組 × 土日を毎週末繰り返します。
そんな中、何の連絡もなく遅刻してくるのは本当に困る。
まず、めっちゃ心配する。事故にあったんじゃないか、とかいろいろと考えちゃう。
それに、何時に打合せがスタートできるのかなど予定が立てられなくなってしまう。
(次の予定がなければ大丈夫だけど、大体次の予定があるので延長は不可能)
打合せは闇雲にお客様と会う回数を重ねたい、というわけではないです(そんなに暇じゃない)。
決めたいこと、解決したいこと、共有したいこと、などのタスクがあり、
その方と今日の打ち合わせでここまで打合せしたいと思っていた内容が
お客様の遅刻によって時間内に終わらなくなってしまいます。
終わらないとなると打合せの回数が増える または
時間短縮の為とりあえずで決めるしかなく、本来打合せするより内容の薄いものになってしまうのです。
例えば、どこに何をどのようにしまうか、などを話したかったのに、
お客様の遅刻で打合せ時間が押してしまい時間がないので
「とりあえず、可動棚にしておきましょうか。必要な時や収納したい物に合わせて棚の高さが替えられるし」
なんて安直に決めがち。
その後入居してから 重いものを置きたかったのに可動棚では支えられず置きたいものを置けない、なんていうことになってしまうかも。
そして遅刻しないでください。
一度決めたけど…Instagramで見たこっちの方がよさそう!!変更が多すぎる施主
家づくりは考えることがいっぱい。決めた後もインスタを見たり情報収集して
「あ!こっちの方が良かったかも」ってなることはありますよね。
わかる。
それは是非、思う存分相談し、変更してください。
着工前までに。
一般的には、着工前に一度
「キッチンはこの木目になりましたよね」と決めた内容、素材、色などの最終確認を施主さんとすることが多いです。
ここで確認したものが最終稿。
この最終稿で材料の注文をしたり、現場の段取りを組んでいきます。
そのため、最終確認をしてからの変更は
もう材料を発注されていて変更が出来ないかもしれなかったり、
当初決めた内容に合わせてすべての寸法や色を決めていたり、と、いろんなところに不具合が出てきます。
また、変更が多すぎると最終稿が工事をしてくれる職人さんまでに伝わらないなんていうことも。
そうなるとせっかく作った箇所を壊してやり直し…となってしまいます。
着工してからの変更が多すぎるのはカオス。
工事スタートしたら現場が超気になる!現場を長時間見ている施主
工事がスタートしたら、どんな風に作っていくのか、きちんとできるのか心配や期待が入り混じっちゃいますよね。
分かります!
是非、現場はいけるときに見た方がいいと思います!
(現場見学についての考え方は建築会社によって違うので、事前にどういうスタンスなのか建築会社に確認してください)
が、見学時も注意。
例えば、ほぼ毎日現場にきて、2時間など長時間見ている、は工事側からしたらかなり嫌です。
感覚的には「学生時代の試験中、見回りの先生が自分の机の前でじっと答案を解く様子を見ている」的な。
あれ、何か言われるわけでもなかったけど、すっごい嫌だったんだよな~
さらには定点カメラでずっと録画されたり…。
普通に嫌じゃない?自分が仕事しているところを2時間とかずっと録画され続けているの…。
「ドキュメンタリー番組のインタビュー?」ってなる
施主側はそんなことがなくても、業者側は監視されている感やプレッシャーを感じてしまいます。
気になるのはもちろん理解が出来るし、一生懸命良いものを作ろうとしているところを見てほしい、ですが
長時間、や録画などは必要以上に行わない方がお互い気持ちの良いものになります。
まとめ
住宅営業マンも、現場監督も、現場に関わる各職人さん達もみんな良い家を作りたいという信念やプライドを持って仕事をしています。
もちろん好き嫌いで仕事はしません。これは大前提です!
ですが、やはりモチベーションが下がっている仕事では「早く終わらせたい」という気持ちになることも事実です。
今回の嫌われてしまう施主の3ポイントは
家づくりに一生懸命な施主だかこそ起こりえることです。
家づくりという一大プロジェクトを一緒に進める『チーム』として、
チームの一員のことも考えながら接していきたいですね。
お互いが気持ちよく家づくりが進められるように、気配り、心遣いをして円満な関係性で良い家を作るチームでいたいです。
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